2024/04/24 20:07
Producer's Story
佐藤 龍太郎さん
▸お話をお伺いした、佐藤 龍太郎さん
【2022年、若手農家として就農】
佐藤さんは2020年からの2年間、よこて農業創生大学校農業技術研修を受け、
専門的な農業研修を経て、2022年の春から新規就農された若手農家。
栽培品目としては、アスパラガスを中心にスイートコーンやきゅうりなどの栽培を行っています。
農業に対して真面目に向き合い、研究をしながら品質の良い農作物をつくることに一生懸命取り組まれています。
▸佐藤さんの栽培するアスパラガス
▸県内では珍しい、紫アスパラも栽培しています
【アスパラガスへのこだわり】
佐藤さんは、「ガリバー」という品種を主力として「ウェルカム」と「ハルキタル」の3品種のアスパラガスを栽培しています。
こだわりポイントの一つ目は、ヘラクレス堆肥を使用していること。
ヘラクレス堆肥とは、私たちもお取扱いさせていただいている、プレミアム生しいたけブランド「鱗花」を生産している株式会社Pilzさんが提供している循環型の新しい堆肥です。
菌床しいたけの栽培過程で発生する廃菌床。
この廃菌床をエサとしたヘラクレスオオカブトの幼虫から生まれるフンを堆肥として使用しているのです。
この堆肥は豚や牛の堆肥と異なり臭いがなく、また、カルシウムやマグネシウムが多く含まれています。
ヘラクレス堆肥が、まるでヘラクレスオオカブトの角のような、たくましいアスパラガスの成長を助けています。
▸ヘラクレスアスパラガスのロゴ
そしてこだわりの二つ目は、有機肥料中心の施肥設計。
施肥設計とは、肥料を農業生産上、合理的かつ有効に利用するように立てられる施肥の計画のこと。
化学肥料をできるだけ使用せずに、植物性または動物性の有機物を原料とした肥料を使用しています。
さらに、自動灌水(かんすい)システムを利用していることも、こだわりの三つ目のポイント。
アスパラガスの栽培において、生育の安定、若茎(じゃっけい)の伸長促進、りん芽数の増加等に影響する
「灌水(水をそそぐこと)」の管理が非常に重要なのだそうです。
この灌水作業を自動化することによって、過不足なく水分を与え、食味を高めることにこだわっています。
採れたてのアスパラは、水分量が多く切り口から水がしたたるほど。
そんなアスパラガスを、クール便で産地直送お届けしています!
▸穂先の締まり具合が美味しいアスパラガスの証拠
【農業のポジティブな一面を知ってほしい】
国内の農業において、資材の高騰や高齢化など様々な問題があり、ネガティブな面ばかりが取り上げられています。
佐藤さんも、現場ではアスパラにとってストレスにならない温度や湿度の管理、
真夏のサウナ状態のハウス内での作業など、苦労することも多いそうです。
でも、ポジティブな面はたくさんあると佐藤さんは言います。
秋田県横手市は、(秋田イイモノでは何度も記載していますが)夏と冬、そして朝と夜の寒暖差が大きい土地です。
全国的に見ても、アスパラガスの栽培に適した土地であるそうです。
アスパラガスは、根に糖分を蓄えます。
横手市の冬は厳しく、深い雪の中で越冬するので、このことが甘みを増やす要因になるようです。
そして春に目覚めたアスパラはじっくりと日の光を浴び、糖分をたっぷり蓄え、柔らかくみずみずしいアスパラたちに成長します。
そして、秋田県内にも若手農家が増えてきています。
日本の農作物は海外でも高い評価を浴びていますが、さらに佐藤さんのような秋田の研究熱心な農家の方々が、
もっともっと農業を盛り上げてくれることに期待しています!
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≪グリーン≫
■【採れたてヘラクレスアスパラを産地直送!】秋田県横手市産 旬の春アスパラ Lサイズ 1kg(30~40本程度)
■ 【採れたてヘラクレスアスパラを産地直送!】秋田県横手市産 旬の春アスパラ Lサイズ 600g(15~25本程度)
≪グリーン+紫≫ グリーンだけでなく、希少な紫アスパラも一緒に!
■ 【採れたてヘラクレスアスパラを産地直送!】秋田県横手市産 旬の春アスパラ Lサイズ 600g(15~25本程度)
生産地:秋田県横手市十文字町越前大堰端付近
(文責:奥颯人)