2025/01/07 17:30
Producer's Story
YAMAGIWA
▸お話をお伺いした、「YAMAGIWA」徳廣 大亮さん
【白神まいたけを盛り上げたい】
白神まいたけの生産管理を行う、徳廣さんとの出会いは、2024年の9月に行われた秋田の若手向けビジネス関連イベント。秋田県全域を対象とした特産品の発掘を行っている中で、なかなか県南地区以外の情報を入手しにくい状況でしたが、この出会いがきっかけで県北地区で生産されている「白神まいたけ」を知ることになります。
その後、実際に白神まいたけを食べてみたところ、その香り高さと濃厚な味わいに感動!ぜひお取扱いさせていただきたいとお願いしたところ、快くOKを頂くことができました。
そして実際に生産している現場を見学させていただくため、私たちは白神まいたけの生産地である秋田県山本郡藤里町に足を運びました。
白神まいたけを生産している「藤里町まいたけセンター(ふるさと産業開発センター)」は、もともと町が運営している施設。
徳廣さんは、その営業窓口として「YAMAGIWA」を立ち上げられました。
(もともとは営業窓口が存在していなかったそう)
徳廣さんは千葉県のご出身で、前職は広告会社に勤められていました。
奥様からの提案もあり、地方への移住を検討していたところで藤里町の地域おこし協力隊の募集を見つけたそうです。
活動内容としては、白神まいたけのPRや新たな加工品づくり、販売促進など。
将来的には、舞茸に関わる事業経営を担っていけるような人に来てほしいというものでした。
この募集内容に興味を持ち、“白神まいたけ”なら事業として伸ばしていけるという可能性を信じて応募し、晴れて2022年4月から藤里町の地域おこし協力隊として着任されました。
▸「茎」が美味しい白神まいたけ
【白神まいたけの美味しさ】
白神まいたけを育てる「菌床」の原料として使用されているのが、藤里町産のナラの木などの東北産広葉樹。天然の舞茸はミズナラの根元に生えるので、地元産を中心としたのナラを使用することで、天然に近い味や香りを持った舞茸ができるのだそうです。
そして何より、美味しさのヒミツは「水」と「空気(環境)」。物流には決してベストではない生産拠点ではありますが、水と空気が大きく影響するまいたけの栽培地としては、白神山地の麓に位置する藤里町が圧倒的に優れた環境なのです。
実は、まいたけは生産過程で多くの水を使用します。(なんと約90%が水なんだとか…!!)白神まいたけが育てられている、こちらの藤里町は、白神山地から流れる地下水を上流でくみ取れる場所。
世界自然遺産として有名な白神山地は、その地表をブナの落ち葉や腐葉土が覆っているため「天然の土壌フィルター」により不純物が取り除かれ、時間をかけて清らかな湧き水を生み出します。その水を存分に使用できる環境にあるので、「雑味がなく味の濃いまいたけ」を育てることができるのです。
さらに、栽培方法にもこだわりがあります。それは「茎(白い部分)」を大きめにつくっているところ。(まいたけは茶色い部分が「葉」、白い部分が「茎」と呼ばれることが多いそうです)
実はまいたけの食感や香りには、茎の部分が大きく影響しているのです。
ついつい、葉っぱの部分が大きく、見栄えの良いまいたけを選んでしまうことが多い方もいるかと思います。しかし、天然のまいたけを採取している方の中には、葉の部分を落としてしまう方がいるくらい、茎が重要視されているのです。(このお話には秋田イイモノの2人も目から鱗でした…!)
そんな白神まいたけは、コリコリした食感と香ばしい香りがバツグン。寒い季節の鍋物にも、天ぷらやソテーにも、キャンプやBBQなどのシーンで炭火焼きしても美味しく食べられます。もちろん、秋田と言えばコレ!な郷土料理の「きりたんぽ」にも相性バッチリです。ちなみに、意外と知らないオススメの食べ方は、茎が大きくなければできない「唐揚げ」なんだそうですよ。
白神まいたけを育てる「菌床」の原料として使用されているのが、藤里町産のナラの木などの東北産広葉樹。
天然の舞茸はミズナラの根元に生えるので、地元産を中心としたのナラを使用することで、天然に近い味や香りを持った舞茸ができるのだそうです。
そして何より、美味しさのヒミツは「水」と「空気(環境)」。
物流には決してベストではない生産拠点ではありますが、水と空気が大きく影響するまいたけの栽培地としては、白神山地の麓に位置する藤里町が圧倒的に優れた環境なのです。
実は、まいたけは生産過程で多くの水を使用します。(なんと約90%が水なんだとか…!!)
白神まいたけが育てられている、こちらの藤里町は、白神山地から流れる地下水を上流でくみ取れる場所。
世界自然遺産として有名な白神山地は、その地表をブナの落ち葉や腐葉土が覆っているため「天然の土壌フィルター」により不純物が取り除かれ、時間をかけて清らかな湧き水を生み出します。
その水を存分に使用できる環境にあるので、「雑味がなく味の濃いまいたけ」を育てることができるのです。
さらに、栽培方法にもこだわりがあります。
それは「茎(白い部分)」を大きめにつくっているところ。
(まいたけは茶色い部分が「葉」、白い部分が「茎」と呼ばれることが多いそうです)
実はまいたけの食感や香りには、茎の部分が大きく影響しているのです。
ついつい、葉っぱの部分が大きく、見栄えの良いまいたけを選んでしまうことが多い方もいるかと思います。
しかし、天然のまいたけを採取している方の中には、葉の部分を落としてしまう方がいるくらい、茎が重要視されているのです。
(このお話には秋田イイモノの2人も目から鱗でした…!)
そんな白神まいたけは、コリコリした食感と香ばしい香りがバツグン。
寒い季節の鍋物にも、天ぷらやソテーにも、キャンプやBBQなどのシーンで炭火焼きしても美味しく食べられます。
もちろん、秋田と言えばコレ!な郷土料理の「きりたんぽ」にも相性バッチリです。
ちなみに、意外と知らないオススメの食べ方は、茎が大きくなければできない「唐揚げ」なんだそうですよ。
▸「まいたけセンター」で栽培されている白神まいたけ
【栽培管理のデジタルシフト】
徳廣さんは、白神まいたけの栽培管理について見直しを図り、より効率的な経営改善に努めてこられました。
その一つが、これまでは職人の勘で行っていた栽培管理をデジタル機器による管理に切り替えていったこと。そして、全ての工程をデジタルシフトするのではなく、数値化できないような「定性的」なノウハウも重要視し、「定量+定性」の両方を活かした管理方法へと改善されました。
例えば、まいたけの生産工程で欠かせない徹底した温度湿度管理。これはスマートフォンのアプリでデータ化し、いつでもモニタリングと調整ができるような体制を整えています。
工場内には、人工的に日本の夏と秋の季節を再現する部屋がそれぞれ用意されています。まいたけの成長に合わせて部屋を移動させながら、できるだけ自然に近い形で栽培を行っているのです。
この、部屋を移動させるタイミングは一つ一つの株を目で確認しながら行っているところが生産者のこだわり。葉っぱの開き具合や、高さ、色などを確認しながら丁寧に育てている工程を見学させていただきました。
▸産地直送、新鮮な状態でお届けします
【白神まいたけを全国区へ】
今回、初めて白神まいたけを知った方も多いかもしれません。
藤里町の特産品として約30年近く栽培と販売を行ってきたそうですが、県内を中心とした販路であったために知名度はまだまだ高くないそうです。
ですが、そんな地域に眠っているイイモノを発掘し、知る人ぞ知る秋田の美味しい食材として全国のみなさんに向けたPRと販売活動を行っていくことが私たち秋田イイモノの存在意義だと思っています。
まいたけは、ただ単に味が美味しいだけではなく、免疫力のアップや抗がん作用、美肌効果や便秘改善など、たくさんの栄養素を持った健康には欠かせない要素を持った食材。
特に健康意識の高い方、免疫を高めたい方、ご高齢の親御さまをお持ちの方などにぜひ一度味わってみていただきたい商品です。
まいたけという食材は近所のスーパーでお買い求めになる方が多いと思いますが、生活に根付いた身近な食材だからこそ、生産にこだわった質の良いものを手に取っていただきたいと思います。
私たちが自信を持ってオススメする絶品のまいたけですので、気になった方はぜひ一度お取り寄せしてみて下さい。
今後、さらに白神まいたけを使った加工品の開発と販売にも力を入れていきたいと徳廣さんは言います。
秋田の白神まいたけを全国区へ。
美味しいまいたけを、ぜひご家庭で楽しんでみてはいかがでしょうか。
▸秋田イイモノ オンラインショップでは約1kg(2株)で販売中です
YAMAGIWA(まいたけセンター)の商品はコチラから↓
■【水がいいから、香りがいい。】白神山地のふもとから産地直送『白神まいたけ』[約1kg/2株]
https://akitaiimono.official.ec/items/95726212
【YAMAGIWA】
代表:徳廣 大亮
所在地(まいたけセンター):秋田県山本郡藤里町粕毛清水岱7-14
(文責:奥颯人)